テレビの端子
通常は、表面や背面にビデオデッキやゲーム機などの機器を接続する為の端子類を備える。
入出力端子の種類には主に
F型(アンテナ)端子(VHF/UHF、BS)
ステレオまたはモノラルの音声端子
コンポジット(RCA)端子
S端子、コンポーネント端子
RGB21ピン
D端子
ステレオミニ(ヘッドホン)端子(またはモノラルミニ(イヤホン)端子)
HDMI端子
などがある。
なお地上波用のアンテナ端子は、現在VHF/UHF混合入力の同軸75ΩF型端子が1個の物が主流であるが、少し前はVHF・UHF分離型(端子が別々)の物が多かった。さらに以前のテレビはVHF端子が同軸75ΩF型でUHFはフィーダー直付け(300Ω)であり、もっと古いテレビではVHF端子も同軸・フィーダー直付けタイプであった。アンテナからの給電線(フィーダー)の方式によるため、変換器や混合器が必要になる場合もある。共同受信で地上波とBSが混合伝送の場合はBS・UV分波器が別途必要。
また地デジTV&DVDレコーダーのアンテナ入力端子はメーカーにより地アナ・地デジが別々端子(パナソニックなど)と、地アナ・地デジ混合端子(東芝など)の二通りある。
一部の液晶テレビなどでは、コンピュータのグラフィックカードと接続する為のDVI端子を搭載し、TVとPCの融合も進んでいる。さらに、次世代DVDなどのデジタル周辺機器の接続を考慮したIEEE 1394端子を持つ機種もある。先述のHDMI端子は映像と音声を1本のケーブルで接続出来る点で次世代の標準端子的存在になりつつある。
映像の色合い、明るさ、垂直同期等や音の左右のバランスの調整については、昔はツマミなどによりアナログ的に調節する物が多かったが、近年はほとんどがボタンやリモコンを使用したデジタル化プリセット方式となっている。
デジタル放送時代における録画は従来のGコードなどを使わず、専用ケーブルを用いたIrシステムが主流。このためデジタルチューナー(内蔵テレビ)には「Irシステム端子」がある。(名称は機種・メーカーによって様々)
接続する機器を考えてテレビを比較・検討しよう。